継承されて来た日本の色には、四季折々の風物に培われた日本特有の情感があります。この情緒豊かな日本の色の中から、現在に適合し、これからの時代をリードする12色を月別に選定したのが、バース・カラー=「誕生色」です。
日本の民族衣装「きもの」を中心に彩られた「誕生色」は、あなたに贈る世界共通の色です。
1月
おもいくれない
(想紅)DEEP RED
初春のきみをたとえば寒椿
椿の深い紅。
雪の中で強く咲き誇っている姿に華やぎを。
2月
こいまちつぼみ
(恋待蕾)LIGHT YELLOWGREEN
きみは早や瑞々(みずみず)しくなり浅い春
蕗のとうの黄緑。
若芽のあのソフトな黄緑が春を告げる。
3月
ゆめよいざくら
(夢宵桜)PALE PINK
春おぼろきみの姿もまぼろしの
山桜の可憐な色。
桜−それは心躍る春の盛りをいろどる。
4月
はなまいこえだ
(花舞小枝)LIGHT YELLOWISH BROWN
春風に揺れつつきみは(ろう)たけて
花を支えるあの小枝。
土筆(つくし)もまた息吹いている。
5月
はつこいあざみ
(初恋薊)DARK REDPURPLE
風薫り楚たるきみを知り初めし
薊のあの深い紫。
五月の野には菖蒲も咲き目をなごます。
6月
あこがれかずら
(憧)DULL GREEN
さみだれが濡らしてきみはたおやかに
の輝く緑。
蓬(よもぎ)、青梅•••緑たちの競演がいま。
7月
さきそめこふじ
(咲初小藤)PALE LAVENDER
ほんのりときみほころびて夏近し
紫露草のうすい紫。
きらきらと夏の光の中で、緑の中で。
8月
ゆめみひるがお
(夢見昼顔)DULL PURPLISH RED
夏の風きみの瞳の涼しさに
朝顔、昼顔、庭に野に
夏には欠かせない風物のいろどり。
9月
こいじいざよい
(恋路十六夜)DULL PURPLISH BLUE
月冴えてきみあざやかに咲き匂う
朝露に身を洗う山葡萄の深い紺色。
十六夜の色にも似て。
10月
おもわれしおん
(想紫苑)STRONG VIOLET
風たちてきみ舞いかなで目もあやに
秋の七草の桔梗(ききよう)の色。
野に咲き乱れて紫の苑。
11月
こいそめもみじ
(恋染紅葉)VIVID YELLOWISH RED
秋の野に華やぐきみは咲きまさり
残り陽に照る紅葉の赤。
心にしみ入るぬくもりのかたち。
12月
わすれなすみれ
(勿忘菫)PALE GREENISH SKY
淡雪のほのかな想いきみやさし
菫の花が咲き、小雪が舞う季(とき)の色。
柔らぎの感覚。
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他の色も承りますのでお問い合わせ下さい。
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